国土交通大臣認定・・・・・・沖経民発第1号

建設技術審査証明・・・・・・建技審証第0904号

新技術情報提供システム・・・SK-980019-A

 

構造用プレキャストコンクリートブロック積み上げ式擁壁ゴールコンは建築・土木の分野で安全性と構造性能が証明されています。

ゴールコン擁壁とは?

国土交通大臣(建設大臣)認定擁壁ゴールコン

ゴールコンは、郷土沖縄に担う理想的な擁壁として開発され、安全で美しい景観を次世代へ残す確かな技術を提供します。

ゴールコン用壁は、鉄筋コンクリート用壁の壁部分に積み上げ式の構造用プレキャストコンクリートブロック(ゴールコン部材)を使用し、基礎コンクリートに定着した鉛直鉄筋とゴールコン部材を中込めコンクリートにより一体化させた擁壁です。

ゴールコン擁壁の特徴

ゴールコンは安全性、施工性、経済性の三つの柱を追及した理想的な擁壁

  • 現場地形・地質に左右されず設計が可能。
  • 擁壁のプレキャスト壁高さ10mの性能確認は全国初。
  • 狭隘な施工現場・運搬経路にも適応可能。
項目 説明
宅地成等規制法
施行令第15条の大臣認定
沖縄で初の大臣認定を受けた製品です。(建設省(国土交通省)沖経民発第1号)
宅造法規制区域内において、見付高5mまでの施工が可能です。
土木技術審査証明 財団法人土木研究センターにおいて土木技術審査証明を受けました。宅造法区域内に於いては5m、土木の分野では壁高さ10mまでの施工が技術・実績で認められています。
用途 道路、宅地等における切土、盛土等の土留め擁壁。
地すべり、山腹、急傾斜地等の崩壊防止工事。
安全性 現場打ち鉄筋コンクリート擁壁と同等の構造性能を有することが実大載荷実験において証明されています。
製品・品質 製品種類がバリエーションに富み、従来難所であったコーナー部もプレキャスト化で自由に対応できます。
品質管理の行き届いた工場で生産されるので、品質の均一性と耐久性に優れた製品が保たれます。
景観 ゴールコン部材表面に化粧(模様・着色)を施すことができ、周辺環境との調和が図れます。この場合他の擁壁に比べ比較的に安価です。
施工性 ゴールコン部材の組積みのみを先行して施工できます。
原則として裏込めコンクリートが不要。裏込め土は一般的なランマー転圧で施工できます。
基本形では500×1250という運搬しやすい製品寸法となっており、狭い現場での機械化施工が可能です。屈曲部やコーナー部、さらには、最小半径6mの曲線部などさまざまな平面形状に対応できます。
経済性

鉛直積みなので土地の有効利用が図れ、用地ロスが少なくてすみます。
壁部分の施工に型枠を必要とせず、現場でのコンクリート工事量も少なく工期短縮や省力化が図れ経済的です。

現場に併せた設計条件等で行う、技術指針等は全国ゴールコン協会へ。

洗練された沖縄の技術を全国へ

  • 昭和59年:沖縄県建築構造分化会最初の認証擁壁
  • 平成5年:沖縄県で最初の建設省(国土交通省)大臣認定擁壁(建設省沖経民発第1号)
  • 平成9年:沖縄県で最初の建設技術(土木系材料技術・技術)審査証明取得(技審証第0904号)
  • 平成10年:沖縄県で最初のNETIS(新技術情報提供システム)登録技術(SK-980019-A)
  • 平成17年:沖縄の擁壁技術で最初の設計・施工・維持管理マニュアルの発刊((財)土木研究センター)

認定・審査

ゴールコンは建築・土木の分野で安全性と構造性能が証明されています。


(宅地造成等規制法)

  • 認定年月日:平成8年3月1日
  • 沖経民発第1号
  • 見付け高さH=0.5m~H=5.0m
  • 認定断面数140断面

  • 認定審査証明年月日:平成14年6月11日
  • 更新:平成19年6月11日
  • 擁壁の壁高:10.0m

  • 発行年:平成17年11月30日
  • 発行元:財団法人土木研究センター

施工手順

1.基礎

  • 土質、高さに適合した設計で基礎コンクリートを打設。
  • 打設時に鉛直鉄筋を突出させる。
  • 鉄筋間隔は正確に配置し勾配は壁面勾配と同一に、段違いは基礎に設ける。

2.ゴールコン1段目

  • ゴールコンを正位にクレーン車等で吊り、手元2人で既に固定してある鉛直鉄筋に、ゴールコンの鉛直鉄筋孔を通して据付ける。
  • 据付位置、寸法、勾配を測定、調整する。
  • 生コンを、ゴールコン鉛直鉄筋孔の高さ80%程度まで打設し、振動棒にて突き固める。
3.ゴールコン2段目以後

  • ゴールコンを正位、反対反位交互に設置し、各々その位置を調整しながら積み上げる。
  • 3~4段毎に生コン打設を行い振動棒にて突き固める。
4.裏込、転圧

  • 裏込め(埋め戻し)材料は設計条件に照らしその条件に見合ったもので行うこと。
  • 転圧は、30cm程度の撒きだし厚に対しランマー等で入念に行うこと。
  • 擁壁背面の排水のための透水マット、栗石、等の施工工程と調整を図ること。

施工事例


長崎県島原市


沖縄県南条市知念岬公園

 


青森県西目屋村


沖縄県南条市大里第二グリーンタウン


新潟県 中越地方 震災現場写真例

  
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